我が社シリーズ
シリーズ第1弾 2023.1/10号
「我が社の原点」
株式会社ファクター 代表取締役社長 加藤圭一郎
・製品名「FACNET」(ファクネット)
・発売開始時期 1987年
・主なターゲット 紙器段ボール製造業(主に製函工程)
・システムの主な特長
従来、単独で稼動していた稼動率計のネットワーク化による一元管理システム。工場設備の稼働実績を横断的に管理可能となります。また、生産工場を多拠点展開する場合にも、一律の基準で設備の運転実績が管理/評価ができるようになります。
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開発秘話
⑴開発のねらい
ボックスメーカーの経営に従事する傍ら、自社工場における生産性向上への取り組みから、製函機械の稼動率計の開発に着手しました。それまで捨てられていた(正確に把握されていなかった)時間的情報を集積。社内での稼働状況情報共有が確立した上、オペレータの意識改革につながり大幅な生産性向上を実現しました。同業他社からの引き合いがあったことから、パッケージシステムとしてユーザーへの導入を開始しました。
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㈱ファクター HP https://www.factor.co.jp/info.html
「我が社の1号機」
株式会社ヤノテック 代表取締役社長 矢野晶照
「1号機の始まり」
新しい機械を考案する時に必要なことは、いつでもお客様の苦労です。
どんな作業が大変なのか?どんな作業に時間をとられているのか?
この話を聞かないことには何も始まりません。
弊社は創業から今年で73年経ちますが、常にお客様とコミュニケーションをとりながらお客様の「困った」ことを、お客様と一緒に解決してきました。
その結果として、弊社の様々な1号機が世に出ていっていますが、そのぶん専用機の色合いが強く、汎用機として広く世の中に出ているかというとそうではないのがメーカーに成りきれない部分だといつも反省しています。
もちろん、ヒットした商品もあります。キャンパスベルトに付着した糊を除去する「たま取り名人」などは累計で100台を超えるヒット商品となりました。
しかしこの商品も当初は全く売れませんでした。元々はお客様から、シート端からはみ出した糊がシートにささってクレームになることを聞きました。当時はキャンパスベルトに真鍮板を押し当てる方法が主流でしたが、なぜシート端から出た糊がシートの真ん中にささるのか全く不明でした。当時、社員の殆どが20才台を占めていた社内で「たま取り向上委員会」なるものを結成して、ネーミングや改善項目等を話し合っていました。10人ちょっとの小さな会社で、会議の方法も知らず、まるで学校のホームルームのような雰囲気でした。ただ今となっては、あのアットホームな雰囲気が「たま取り名人」というネーミングに行き着いたのではないかと思っており、あの雰囲気がなければきっともっと固いネーミングになっていたと思います。
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㈱ヤノテック HP
https://yanotec.jp/
「我が社のロングセラー」
明昌株式会社 代表取締役社長 宮﨑丹美
製品名 洗浄剤『オクセル』シリーズ
発売開始時期 2005年(輸入品)、2008年(開発品)
主なターゲット 段ボール印刷会社
主な特長 安全で高機能な洗浄剤
開発秘話
弊社は、フレキソが発展している欧米からの輸入を長年行ってきました。その中で、アニロックスロール洗浄用の洗浄剤の輸入を2005年から開始しました。弊社の創業者である父が『オクセルーF』と命名しました。これは『フレキソ(FLEXO)』を逆さにしたもので、フレキソを愛した父らしい命名です。
当時はまだ、印刷現場ではアニロックスロールの洗浄の重要性が確立していない時代でしたが、セラミックロールの普及によって、次第にその重要性が理解されるようになりました。それに至るまでは、印刷現場の皆さまに納得していただくために、アニロックスロールがどのようにして目詰まりを起こすのか、セラミックの特性、セルの形状などあらゆることを自分自身が理解して説明していくことがとても重要でした。
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「我が社のロングセラー」
株式会社上田紙工機 代表取締役社長 小山年正
■製品名 全自動平盤打抜機「ユニプラテン」シリーズ
発売開始時期 1982年
■主なターゲット 段ボール会社
■主な特徴 最新モデルの「SU-1700X(エクストラ)」は、調整を自動化し、スピードと省力化を両立。基本的なオーダー情報(木型・刃渡り・シートのサイズ)を入力するだけで、調整はマシンが自動的に、瞬時に行う。熟練を要さず、経験の浅いスタッフでも打抜き作業が行える「スマホ世代の打抜機」
■開発秘話 当社は1948年に創業。上田司会長の父・上田城守氏が個人商店として、紙器機械の製造販売を始めました。
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